七夕の短冊、願い事ってどう書く?子どもと一緒に楽しむコツ

七夕の短冊に願いごとを書く親子の微笑ましい様子。カラフルな短冊と笹が並び、テーブルで母親が子どもの手を取りながら一緒に願いごとを書いている。 季節の行事

七夕の夜、願いごとを書いた短冊を笹の葉に飾る――そんな風景は、どこか懐かしく、あたたかいものですなぁ。子供のころをふと思い出せてくれます。

けれど、七夕まつりだといって、いざ子どもと一緒に短冊を書くとなると、「何を書けばいいの?」「どう声をかけたらいいの?」と迷う方も少なくありませんよね。

この記事では、七夕の短冊に願いごとを書く意味や、子どもと楽しむためのコツ、そして実際の願いごとの文例まで、じんさんが、わかりやすくご紹介します。

短冊に願いごとを書くのはなぜ?

短冊に願いごとを書く風習は、もともと中国の「乞巧奠(きっこうでん)」という星祭りが由来とされているんです。

これはですね、織姫が機織りの上達を願ったことにちなんで、手習いごとの上達を祈る行事だったんですね。

それが日本にも伝わり、書道や学問の成長を願って短冊に願いごとを書くようになったんです。

現在では、どんな願いごとでも自由に書かれるようになり、子どもから大人まで、気持ちを言葉にして表す年中行事のひとつとなりました。

なお、七夕の由来や織姫と彦星の物語など、行事の背景についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

子どもにどう書かせる?年齢別の声かけ例

子どもと一緒に短冊を書くときは、「願いごとを考える」こと自体が大切な時間になります。

上手に書かせる必要はありませんから、大事なのは、その子らしい言葉を引き出してあげることです。

小学生への声かけ

「学校でがんばっていることはある?」

「将来なりたいものってある?」

やさしく問いかえることで、子供の素直な気持ちを引き出してあげましょう。

→ 自分で書く練習にぴったりの時期です。

中学生以降への声かけ

「どんな1年にしたいと思ってる?」

「願いごとって、誰かのことでもいいんだよ」

→ 自己理解を深めるきっかけにもなります。

じんさんには妄想癖がありましたから、この頃は本当に突飛な夢を抱いていました・・・

願いごとの文例集|大人編・子ども編

短冊にどんなことを書いたらいいのか、迷ってしまうこともありますよね。そんなときのために、いくつかの文例をご紹介します。

もちろん、自分らしい言葉で書くのがいちばんですが、参考にしてもらえればいいです。

子ども向けの願いごと文例

  • プリンセスになれますように
  • サッカーがもっとじょうずになりますように
  • おともだちがたくさんできますように
  • パパとママがずっとげんきでいられますように

ひらがなやカタカナでOK。うまく書けなくてもいいんです。子どもの気持ちを大切にしてあげましょう。

大人向けの願いごと文例

  • 家族みんなが健康で過ごせますように
  • 新しい仕事がうまくいきますように
  • 心穏やかに過ごせますように
  • 子どもの夢が叶いますように

「叶えたいこと」「守りたいこと」「見守りたいこと」など、今の気持ちを素直に言葉にするのがポイントです。

多少の気恥ずかし言葉でもこの際書いちゃいましょう。奥さんに見せるのもいいもんですよ。

短冊をもっと楽しむアイデア|色・飾り・手作りの工夫

短冊は願いごとを書くものですが、見た目を工夫することで、もっと楽しく、心に残る時間になります。

短冊の色に意味を持たせてみよう

五色の短冊には、古代中国の五行思想に由来する意味があります。

  • 青(緑):成長、努力
  • 赤:感謝、愛
  • 黄:人間関係、信頼
  • 白:自分を見つめる、希望
  • 黒(紫):学び、知恵

願いごとの内容に合わせて色を選ぶと、気持ちがより込めやすくなります。

飾りや手作りで世界にひとつの短冊に

市販の短冊も良いですが、折り紙や画用紙で作った短冊に、子どもと一緒に絵を描いたり、スタンプを押したりして楽しむのもおすすめです。

短冊と一緒に、星やちょうちんなどの飾りを作ると、笹も華やかになります。

「作る楽しさ」と「飾る喜び」が合わさって、七夕がいっそう特別な行事になりますよ。

願いが叶うってこういうこと

七夕の短冊に願いごとを書く――それは、日々の忙しさの中で、ふと自分の「本当の気持ち」と向き合う時間でもあります。

願いが叶うかどうかよりも、心の中の「大切なもの」を見つめて言葉にすることが、七夕という行事の一番の魅力かもしれませんなぁ。

今年の七夕は、子どもと一緒に、そして自分自身とも対話しながら、願いを短冊に込めてみてはいかがでしょうか。

じんさんのひとこと

じんさんが子供のころは、祭りの終わった七夕飾りは近くの川までもっていき、そのまま川に流したものです。今では考えられませんなぁ。

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